南北戦争終結150周年に当たる今年、本会にて行っております「南北戦争映画祭」。第4回となる今回は、映画館にて上映されている新作映画を会にて鑑賞に出向こうと思っております。対象作品は、マーチン・ルーサー・キング牧師の伝記映画『グローリー 明日への行進』です。
南北戦争はご存知の通り、奴隷解放を主要なテーマとして戦われたものですが、アメリカにおける人種差別の解消は、南北戦争だけでは達成できず、それは現在においてさえも続いています。そして今から50年前、南北戦争終結100年の節目にあたった1965年の3月7日、アラバマ州セルマで起こった黒人デモの弾圧事件「血の日曜日事件」は、アメリカの黒人史において見落とすことのできない重大なものです。本作はその事件の中にあったキング牧師の姿を描くもので、南北戦争に関心を持つ者も、抑えておかねばならない作品と本会では考えます。
よって本会ではこの映画の鑑賞に会として出向き、その後に懇親会を開催するなどして、各自のアメリカの人種問題に関する考察をさらに深めていきたいと考えています。
日程は6月28日の午後、東京・日比谷の映画館で予定しています。会員、非会員問わず、ご関心のある方は事務局までご連絡ください。詳細は下記の通りです。
『グローリー 明日への行進』(Selma)
監督:エバ・デュバーネイ
出演:クリスチャン・コルソン デデ・ガードナー ジェレミー・クライナー オプラ・ウィンフリー
2014年 アメリカ映画 128分
(あらすじ)
1964年ノーベル平和賞を受賞したキング牧師は、翌65年、黒人の選挙権を求める525人の同志とともに、アラバマ州セルマから州都モンゴメリーまで80キロのデモ行進を始める。しかしそこに待ち構えていたのは白人の州警察と民兵隊だった。次々と黒人たちが殴り倒されていくニュース映像が全国に流れ、テレビの前の全米7,000万人が衝撃を受ける。
(上映会場)
東京都千代田区有楽町1-2-2
TOHOシネマズ シャンテ
https://hlo.tohotheater.jp/net/schedule/034/TNPI2000J01.do
(本会での鑑賞時間)
6/28、13:35~ 鑑賞終了後、懇親会を予定
(費用)
1,800円 入場料として各自で映画館に支払ってください。会としての参加費徴収などは行いません。
(本会での鑑賞参加申し込み)
本記事のコメントか、事務局へメール(uhh04659@nifty.com)でお知らせください。
(追記)
現在、この『グローリー 明日への行進』とともに、南北戦争直後のアメリカを舞台にした西部劇映画『悪党に粛清を』(http://akutou-shukusei.com/)の公開も行われています。本会ではあくまで有志のみを対象として、6月28日の10:25より、新宿武蔵野館(http://shinjuku.musashino-k.jp/)にてこの映画の鑑賞も行います。参加希望者はその旨、本記事のコメントか、事務局へメール(uhh04659@nifty.com)でお知らせください。