南北戦争終戦後に訪れたのは、その戦いで死んで行った人々が目指した人道と正義の理想郷ではなく、「金ぴか時代」と呼ばれた、汚職や政治的混乱が相次ぐカオスな社会でした。全日本南北戦争フォーラムでは今年8月に発行しました会報第17号にて、この金ぴか時代について考察する特集を組みました。このたびより深い理解を求め、金ぴか時代に関し語り合うシンポジウムを10月1日に東京都内で開催します。
また同会場では、会報内で取り上げ、金ぴか時代のなかで重要な役割を演じた作家、アンブローズ・ビアスの小説を原作とした映画『ふくろうの河』も上映します。
会員外の方も、どうぞお気軽にご参加ください。
日時:2023年10月1日(日)午後1時30分~
場所:貸し会議室「クラッシー新宿御苑」
東京都新宿区新宿1-13-9 オフィス・パークインビル4階
参加費:正会員は会場使用料金を頭割り負担願います。外部の方は無料。
※参加にあたっての予約、事前申し込みなどは不要です
(内容)
午後1時30分~
第1部:映画『ふくろうの河』(ロベール・アンリコ監督)上映会
本会会報17号では、南北戦争に北軍兵士として従軍し、金ぴか時代のなかで文名を高めたアンブローズ・ビアスの生涯について取り上げました。ビアスは自身の戦場の体験を元にした短編戦争小説をいくつか執筆していますが、それを映画化したものが『ふくろうの河』(1961年)です。フランスの名匠ロベール・アンリコ監督による、なぜかフランスで作られた、最高の南北戦争映画の一つともされる名画です。この機会に鑑賞したいと思います。午後1時30分より。
『ふくろうの河』
監督:ロベール・アンリコ
〈あらすじ〉
南北戦争の、当時あまり注目もされず、しかし莫大な戦死者が出続けた西部戦線。後の作家、アンブローズ・ビアスはそこに従軍し、後年その戦いの様子を、凄惨極まりない筆致で描いた。本作は、それを原作とする、あまりに哀しき戦争映画である。
午後3時30分~
第2部:会報第17号「金ぴか時代」報告会
本会会報最新号となる17号、特集「金ぴか時代」の記事執筆担当者らが、その担当した記事の内容について、さらに詳細に解説します。質疑応答の時間も設ける予定です。
以上どうぞよろしくお願いします。
※お問い合わせなどは事務局( ogawa.kandai@gmail.com )まで。
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